子供の言語習得と大人の言語習得

毎日新聞のコラムより。
新米パパ2:
第24回 息子に学ぶ言語習得

MSN-Mainichi INTERACTIVE 子育てニュース
(引用はじめ)
最近のわが子の上達ぶりを見て、言葉の習得には内容なんかどうでもよいから、誤ることを恐れずにとにかくどんどんしゃべることが重要だ、ということを再認識させられたような気がする。
(引用終わり)
・・・ということなのですが。

私は、20代半ばで「英語で考える」という方式の英会話学校に約一年通ったことがあります。それは、よくある「英会話」スクールではなくて、絵の描いてあるフラッシュカードを見た瞬間、まさにフラッシュで単語を返す(たとえばライオンの絵を見たら考える前に「ライオン!」と口が言っているような・・・脊髄反射的?)、トコロからはじめる学習方法でした。
この方法は、「子供が言葉を覚えるように」がキャッチフレーズの一つでした。


確かに、子供が言葉を覚えるときは、え~っと、これは○○だから・・・などと余計なことは考えずにどんどんしゃべり、お母さんやお父さんに訂正してもらいながら、ああこれはこういうんだな、とか、こういうときには使わないんだなと「体得」していくように思うのですが、実際に「大人が言葉を覚える」時には、その環境や素質も関係してくると思うのです。


もちろん、この人が記事の最後に書いているように
「どんどんしゃべることが重要」ではあるとは思いますが、「子供のように」学ぶ、というのが必ずしも大人に当てはまるとは思えないのです。子供がお母さんやお父さん、身の回りの人たちに話しかけたり、「○○、って何?」としょっちゅう聞いてもきちんと(ある程度?)答えてもらえたりするような環境に常に大人があるか、というとそうでは無い様に思うのです。それに、言いたいことも複雑だし、早くその複雑なことを言いたいと思う・・・子供は、シンプルな欲求をシンプルな表現で言うことからはじめて、成長していきますよね。もちろん、うまく表現できずに泣いたりすることはありますが。

大人は言いたいことはたくさんあるけどその表現方法が見つからない!簡単な言葉を並べてみるけれど、そうじゃないんだけどとりあえずこう言ってみた・・・とか。でも簡単な言葉ばかりでは表現し切れませんよね。その私が行っていたスクールは、「まず簡単なことを簡単な、シンプルな言い方で説明できるように」という方針でしたので、それが身についてしまい(?)、今でも簡単な言葉で簡単なことは説明できるのですが、そこからのステップが難しいのです・・・大人の言葉を身につける方法も必要だと思うのです。
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by dimanamana | 2004-11-14 23:43 | 世の中。  

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